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オリンピック (RMS Olympic) は、1900年代にイギリスのホワイトスターライン社がイギリスやアイルランドなどヨーロッパ各地とアメリカ東海岸のニューヨークなどの航路に就航した客船。不幸で短命だった姉妹船のタイタニック、ブリタニックと異なり、24年におよぶ長い就航期間と、逆に軍艦を沈める戦果を上げるなどの活躍ぶりから「Old Reliable(頼もしいおばあちゃん)」の愛称を持つ。 オリンピックの名はギリシャ神話のオリュンポスからとられている。 ==概要== 1912年4月15日に沈没したタイタニックの姉妹船で、造船業のハーランド・アンド・ウルフ社の会長が、ホワイトスターライン社のイズメイ社長に、ライバル関係にあったキュナード社のルシタニア・モーリタニアの姉妹船と対抗すべく三隻の大型客船造船を発案したのが発端である。その三隻の船の先駆けとしてアイルランド、ベルファストのハーランド・アンド・ウルフで起工し、ほぼ同時期に二番船タイタニックが造船され、少し遅れて三番船のブリタニックの造船が開始された。 Image:Grand staircase.jpg|大階段 Image:RMS_Olympic_aft_grand_staircase.jpg|天使像 当時は世界で最も巨大な船で、今でいう巨大クルーズ船と並ぶほどの位置づけであった。それに加え“絶対に沈没しない”という不沈伝説まで生まれたが、処女航海でタグボート「O・L・ハーレンベック」を巻き込みそうになったり、1911年9月20日にはイギリス海軍のエドガー級防護巡洋艦「ホーク」と衝突事故を起したりと、その先行きはタイタニックの悲劇を暗示しているようにも感じられる。そして極めつきは妹船のタイタニックの沈没で、その神話はもろくも崩れた。タイタニックからSOSを受信し救難に向かった船の1隻であるが、両船は800kmも離れており、沈没現場に到着したのは先に到着したカルパチアが遭難者を救助した後であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オリンピック (客船)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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